2010-04-01

お彼岸ナカノヤ

 4月になりましたが、ブログ記事は『お彼岸』です。^^;

 そう言えば、この間、ある知人に訊かれました。

 「くりまんさん、オハギとボタモチの違い知ってますか?」
 「へっ、オハギとボタもち?」
 「はい…」

 「知らんけど…地方によって呼び方が違うとか?この辺じゃ、あまりボタモチって言い方しないし…」
 「僕もそう思ってたんですよ。でも、本当は違うんですって…」

 「なら、わからん!」
 「でしょう…」
 「もったいぶらんと答えを言え!(笑)」

 「実はですね。春のお彼岸に食べるのがボタモチで、秋のお彼岸に食べるのがオハギだそうです。」
 「なんでじゃ?!」

 「ボタモチは『牡丹餅』。春の牡丹の季節に食べるから…で、秋の彼岸は『萩』の花に見立ててオハギなんですって!」
 「へぇ、そうなんだ~。知らんかった…」

 「だから、春のお彼岸に食べるのはちゃんと『ボタモチ』って言ってくださいね」
 「わかた!今度からなるべくそうする。忘れなかったら…」
 「……」

 「あっ、ちなみにそのお話ブログで使っていい?」
 「えっ、別にいいですよ。僕も人から聞いた話ですから、一応、裏とってくださいね。間違っていたら、『ヤツが悪い!』とか言わないように…」
 「わかた!」


 そういうことらしいです。^^;
 でも、群馬のここら辺りじゃ『ボタモチ』って言い方はせんなぁ…
 ちなみにネットで裏をとってみたら…こんな説もあるみたい。

 その1「あんによる違い説」
 小豆あんをつけたものが「ぼたもち」、黄な粉をまぶしたものが「おはぎ」

 その2「あんの状態による違い説」
 こしあんをつけたものが「ぼたもち」、つぶあんが「おはぎ」。

 その3「大きさによる違い説」
 丸くて大きいものが「ぼたもち」、小ぶりで長めに作られたものが「おはぎ」

 その4「米の状態説」
 もち状態なのが「ぼたもち」、つぶつぶが残っているものが「おはぎ」

 うーん、イメージ的にはその2説とその4説はくりまん的には近いものがあるような気がする。^^;

 一応、専門家の話によると「元々はぼたもちであったが、一部、貴族階級でぼたもちをおはぎと呼び始めたことによる」ということで、まあもともとは「ぼたもち」らしいのだけど、でも専門家って一体何の専門家なのかは分かりません。^^;

 確かに音感などから「ぼたもち」より「おはぎ」の方が少々ながら上品なような気もいたします。
 逆にいえば、上品ぶりたい田舎モノほど『オハギ』と言いたがるのかもしれません。^^;

 さらにこのネタで引っ張ると(汗)では何故に「お彼岸におはぎやぼたもちを食べるのか」。これは「お彼岸は季節の変わり目で健康に注意する必要がある。そこで健康に良い小豆を食べ、無病息災を祈る」という意味合いがあるらしい。

 また小豆の赤い色はおめでたい色として信じられていたので、神様にお供えするものを自分たちも食べ、「神仏の力を自分たちの身体の中にも取り込みたい」という願いも含まれているようです。

 ちなみにくりまんじゅうは餡子があまり好きではありません。
 なので、オハギ…モトイ^^;、ボタモチは餡子をスプーンで削り落としてちょっとだけ付いている状態にして食べます。


 それまでして食べることはないのかもしれませんが、でも、そういう状態にしたものは逆に嫌いじゃない。
 ついでに言うと、年に一、二度、上に書いたように、「お彼岸は季節の変わり目で健康に注意する必要がある。そこで健康に良い小豆を食べ、無病息災を祈る」という意味合いもあるから…(爆)

 さらに言うと、お饅頭もつぶあんは大丈夫ですが、こしあんはダメです。白アンやウグイスなんぞ出て来たときには「ハズレだぁ!」と顔を顰めてこっそりゴミ箱に捨てちゃいます。
 申し訳ない>折角、お土産とか買って来てくださった人

 ということで、掲載お写真はお彼岸(3/21)にぶ~この実家の墓参りに行く前に中野谷(@安中市)のいつもの場所でチャップをお散歩させた時のもの…


 しかし、この時、「ボタモチとオハギの違い」を知っていればぶ~この実家の甥っ子や姪っ子たちにオヂサン、ウンチク語れちゃったのになぁ~とか思ってもそれはアフターカーニバル!

 半年後の秋のお彼岸、知らなかった人は是非、語っちゃってくださっても結構です。(爆)
 でも、ぶ~こに訊ねたら普通に知っていたので、そもそも常識?^^;

 < Nikon D700 + SPAF180mm F3.5 & AiAF Nikkor 85mmF1.8D >

 そういえば、この日は風がとんでもなく強くて黄砂が吹き荒れていました!

4 件のコメント:

  1. うちは年中『おはぎ』と呼んでいます。牡丹と萩でお彼岸と言うのは知っていましたけど。
    まあ、私は食べないのでどうでも良いです (笑
    今日は文が良かった。先に字読んでお写真は後でまた見た。
    下から6枚目が好きです。一家三人の感じが良くわかる。
    あと。ミルクの目が好き。

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  2. おはぎとぼた餅の話は知ってますが、普段「おはぎ」としか言わないのはTokiさんと一緒。
    でも、私は2つ食べるモンね。
    外があんこのと、中があんこで「きなこ」のおはぎ。
    さらに、青のりというのにもときどき出会います。
    その場合は3個食べないと(爆)
    できればあまり大きくないのが良いです(汗)

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  3. すみません。おひさで・・・
    おはぎとぼた餅の話は聞いたことがありますが、正直気分で言ってます!爆
    やっぱりきちんと使い分けないといけなんでしょうか?^^
    私も「こしあん」「白あん」ははずれです~
    つぶ餡なら美味しくいただけます。
    ただ、好きになったのは最近かも・・・
    子供の頃は、母がお彼岸に山盛り作るのをうんざりしながら見ていました。
    お赤飯も好きじゃなかったし・・・
    今、あのぼたもちを食べたくても食べられないのが残念です。
    お写真はどれも好きです!
    少し前にアップされていたすごい梅林に目が釘付けでした。
    あそこに連れて行かれたら、何時間でも過ごせる自信があります^m^

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  4. おはようございます。

    Toki さん>

    うちも『おはぎ』です。
    たぶん、家族(親族)内で『ぼたもち』という言い方をする人は一人もいません。
    文を褒めて頂きありがとうございます。(笑)
    実は写真を褒めていただくより遥かに嬉しい。(汗)
    でも、最近、文が書けない。しかも、まったく…
    テキスト書いていてものらない。
    自分で読んでもつまらないので、書き始めて「あぁ、やめた!」
    で、「アルバム系でいいや!」になっちゃう。^^;

    ミルク…実は来週、手術です。^^;
    乳腺腫瘍…
    一昨日、ぶ~こが偶然、見つけました。
    「なんかごりごりしていて変?」って!
    で、昨日、獣医に連れて行き、色々と検査して、その診断結果は「とりあず、他に転移がないようなので切った方がいいでしょう」ということでした。
    でも、早期発見。「それにしてもよく分かりましたね!」と獣医さんに言われたそうです。
    実はチャップは子供の頃からミルクに会うと必ずミルクのおっぱいを吸うのです。(汗)
    「もう、オニイチャンなんだから、ミルクのおっぱい吸わないの!出ないし!」って…
    でも、それで分かった。
    チャップのお陰とも言えます!^^;

    はりーさん>

    げっ、はりーさんは甘党ですか。
    でも、好きな人は好きですよね。そう言えば、神奈川に住む叔父なんかもお彼岸に帰郷すると10個くらい食べちゃう。^^;
    へっ、青のりですか?
    そう言うのは知らないです。見たことないです。いったい、どんな味がするのでしょう。

    nanakoさん>

    いらっしゃいませ。^^
    >やっぱりきちんと使い分けないといけなんでしょうか?^^

    おはぎとぼたもち…正直、気分次第でいいんじゃないですか(笑)
    どちらだって間違いではないし…通じるし…
    ついでに、お店に行けば、夏や冬にも売ってるし…(汗)
    呼び方よりも「こしあん」の「白あん」の方が個人的には大問題です。あっ、ウグイスなんざ、論外です。(汗)

    >お赤飯も好きじゃなかったし・・・

    赤飯は豆が苦手でした。
    あっ、でも、赤飯の豆も地方によって色々あるのでしょうね。
    この辺りはインゲン豆(金時豆)を入れることが多いですが、以前、どこかで食べた赤飯に小豆をほんのり甘く煮たのが入っていて「案外、これは美味しいかも」って思いました。

    群馬は梅だけは豊富です。^^;
    あまり知られていないのですが、和歌山県に次いで日本で2番目らしいです。
    なので、あちらこちら梅林ばかり…
    もし、梅の季節にお越しの節は、何時間も過ごしてください。(笑)

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