2009-06-10

交通安全運転管理者講習

 毎年この時期になると、1通の通知書がやってきます。
 「安全運転管理者講習通知書」なるものです。

 「いついつ何時からの講習に必ず出てくるように…」と、こちらの都合など一切お構えなしに、まるで「赤紙」のようにやってきます。(^^;
 しかも、講習料として「これだけ銭もってくるんだぞ!」となっているので^^;、お代官様のお年貢のようなものであったりもします。(^^;

 ちなみに「安全運転管理者」というのは自動車を5台以上(マイクロなら1台以上)を管理・所有するすべての事業所(運輸業を除く)に最低一人は置かなくてはいけないと法律で決められている事業所内の「安全運転」を管理、推進する人のこと。
 すべての事業所ですから、民間の会社に限らず、市役所も学校もすべて対象になります。
 年に一度、全員集めてその講習をやるわけです。市内の対象事業所全部ですのでけっこうな人数です。

 まあ、年に一度のことですし、最近、年中変わる道交法も詳しく知ることが出来るので、それはそれでいいのですが、問題は講習時間。

 「12時から6時」までの長丁場なのです。^^;
 しかも、数年前までは12時受付開始で午後1時からだったのですが、今は12時から始まります。
 なのでお昼を食べようとすると11時前後に食べなくてはいけないわけです。
 となると、結局なんだかんだで、まあ一日仕事。

 そもそも6時間…やる必要があるのか…^^;

 この日、くりまんじゅうは11時には会場である「文化センター」に行ってしまいました。
 言うまでもなく、勿論、早すぎです。(^^;
 なので、時間潰しに…カメラを持って文化センター近くをぶらぶらと…
 まっ、これもお決まりですが…(^^;

 にゃん!(笑)

 カメラを首からぶら下げて車から降りると、いきなり出会いました。
 レンズを向けても逃げません。飼い猫でしょうか、人にとっても慣れているようです。

 ニャンコとお別れして、そのまま隣接する古い体育館の周囲をぐるっと廻りました。

 はて、体育館裏にあったこのドラム缶…いったい何の為めのものなのでしょう?
 しっかりとロックする蓋があるとことをみると何かの産廃物を入れるようにもみえますが…

 薄暗い場所ですし、なんとなく怪しい雰囲気が漂ってます。(笑)

 そう、ここは「安中城址」です。
 百数十年前まではお城があり、30数年前までは中学校があった場所。(^^;
 小学校は今もあり、文化センターもこの城址にあります。

 時間は「午前11時39分」…
 そろそろ、受付にいってもいい時間です。

 入り口にもぽつらぽつら人がいました。
 あっ、皆さん、タバコ吸ってます。ご多聞にもれず、会場内全面禁煙ですから。^^;

 センター内に入り、受付を済ませて花なんぞを撮っていると…(って、講習にもカメラ持ち込んでいるんかい?>くりまん^^;)

 あっ、発見!(笑)

 同級生のO手Pです。(笑)
 会社も同じ町内にあるので、会場内の座る場所も毎年近くです。(でも、今年はどこに座るのも自由になっていて地域別に席指定されてませんでした。初めてのことです)

 で、時間なり会場に入っていきます。(with O手P)

 ちなみに講習会のカリキュラムはこんな感じになってます。

 PM12:00~13:00 (事務連絡後)「視聴覚学習」
 PM13:00~13:05 挨拶(地区協議会会長)
 PM13:05~14:00 交通事故の実態と交通事故防止(警察交通課課長)
 PM14:00~15:00 交通事故と救護(外部講師)
 PM15:00~15:30 運転適性検査講義(安管協職員)
 PM15:30~17:30 事業所における安全運転管理(安管協職員)
 PM17:30~18:00 質疑応答(安管協職員)


 まず、最初に交通事故により人生が破滅すること描いた悲惨な映画を拝見します。
 年々、悲惨度とリアリティがアップしていきます。(^^;

 あなたにまったく悪意はなくても、ほんの些細な不注意であなたの人生は「会社クビ」「離婚」「家族崩壊」「自己破産」…こんな風に簡単に破滅していくんですよ!というようなとっても怖いビデオです。(^^;

 楽観を捨てさせ、心に不安感や悲壮感を刻み付けます。^^;

 けれど、照明落として暗いのと陰気なBGMが眠気を誘います。(よく頑張りました。自分で自分を褒めて上げたい!^^;)

 その後、会長の軽い挨拶に続いて安中警察の交通課長より市内の交通事故の実態やそれを防止する為のありがいお話を聞きます。

 あっ、お写真はあんまし気にしないでください。(笑)
 ちょっと大切な用事が出来て^^;、ほ~んの少しだけ講習会を抜け出させて頂いた時に「かる~く」撮った写真なので…^^;

 で、いつも思うのがこの後の「外部講師」による講習。

 正直に言うとなんか無理やり時間をつなぐ為の講習に感じます。
 今年は「交通事故と救護」という一応それらしき内容でしたが、時々首をかしげたくなるようなテーマの講義があります。

 例えば、以前あった「虫歯と交通安全」(^^;

 歯医者さんだか歯科衛生士さんだったか忘れましたが、歯の磨き方とか虫歯や歯周病の予防などのお話を延々としていて、この話をいったい最後にどう交通安全と結びつけてまとめるかと思ったら…見事に思い切りスルーしてしまい、「なんだ、交通安全とは関係ない話かい!^^; 」と思わずずっこけたこともありました。

 もう既に二十数年、この講習会に毎年出ていますが、この時間をどんな講義にするのかは協会の方も悩んでいるみたいです。(笑)

 一時、江戸時代の中仙道の交通とかなかなか興味深い講義内容もあったのですが、結局、そういう中身のある内容は長くは続かず、ここ10年くらいはとりあえず無難な線で「健康」についての講義になってます。(交通安全とはあまり関係ない気もするけどそれを強引に結び付けます^^;)

 まあ、去年までは1時間半あった講義時間が、なぜか今年は1時間に短縮されましたが…^^;

 なので、不思議とこの時間にとっても大切な用事が出来てしまい、ちょっと外出しなければならない状況になるのです。(^^;

 PM15:00からの「運転適性検査講義」は実務的な話で意外にためになります。
 特に今年は6月1日から道交法が改正され、「飲酒運転」がさらに厳しくなりました。

 テレビのニュース等ではなぜかあまり報じられませんが、今月から「酒気帯び運転」はまさに人生崩壊まっしぐらです。
 呼気アルコール濃度0.15mg/L以上が「酒気帯び運転」に変わりませんが、罰則は大幅に強化されました。

 まず、0.15mg以上0.25mg未満が違反点数6点から13点。要するに30日免停(講習行けば1日免停)でだったものが、90日免停です。講習行っても最短縮されて45日。^^;
 さらに呼気アルコール濃度0.25mg/L以上は「免許一発取り消し」です。しかもその後2年間は免許は取れません。

 例えば、ここ群馬で運転出来なくなれば、会社はまあクビでしょう。まず仕事になりませんし…

 先日も同じ町内の知っている人が酒飲んで車運転して高校生轢いちゃって逮捕されたという悲しい事件もありましたが、そういう悲劇を起こさないためにも飲酒運転の根絶は急務だとは思うのですが…しかし、単に急激な厳罰化だけではなくならないような気もするし、また別の意味で新たな悲劇を生むような気も少なからずしています。

 実際、現在、これだけ「飲酒運転をなくそう!」と言われているにも関わらず、飲酒・酒気帯び運転での検挙者数は全国で年間十数万人もいるのですから。^^;

 もし、毎年、こんな膨大な数の人たちが職を失って行ったりしたら…(全員が全員というわけではないでしょうが・・・)

 まあ、しかし、法治国家、一度決まった法律は守らなければなりません。

 ということで、ここを読んでくださっている方々はくれぐれもお気を付けください。
 「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」です!

 あぁ、そんなことを書いているうちに長かった講習かもどうやら終わったようです。(^^;

 「おい、O手P…終わったから帰るぞ!」(笑)

 以上

 しかし、講習にはほとんど関係ない写真を軽く30枚弱。
 いやはや、どうしたものか…^^;

0 件のコメント:

コメントを投稿

Powered By Blogger