(どっか行く?白砂ダムからの続きです・・・)
白砂ダムを過ぎると…あとはずっと山の中。
人工物は道路と標識とガードレールくらいしか見当たりません。外灯もないので夜はどんだけ暗いんだ!って感じで満天の星空が見えることでしょう。(晴れてれば…^^;)
野反湖に進むに連れてなんとも微妙な天気になってきました。
いきなり灰色の雲に天を覆われ「ざーーー」と大粒の雨が降り出しかと思うと、ひと山向こう側は薄っすらと青空が出ていたりして…時折、薄日すら差し込んできます。
まさに、山の天気は目まぐるしく変化します。
そして、いよいよ野反峠を越えると…
周囲を原生林で囲まれた野反湖の青い水が視界に現れる…
はずだったのですが…
ガックシ…何にも見えません。^^;
周囲を2000m級に取り囲まれた標高1500mのダム湖ですから…霧立ちこみ、雨降りやすく、ガスが溜まるんです。(^^;
展望台…に寄ってみましたが…ここでいったい何展望しろ!っていうような状況です。
ついでに雨脚どんどん激しくなるし…
仕方がないので、野反湖展望台の売店へ寄ってみました。(チャップは車に待機です)
売店ですから…こんなものや…
こんのものも…
売っています。当たり前です。
そう、晴れていたらこんな景色が見られたのですが…湖面が見えないどころか目の前、真っ白けです。
野反湖は人口湖で建設工事は1953年(昭和28年)に着手され、1956年(昭和31年)に完成したそうです。水力発電の水資源用。但し、ここに直接水力発電所があるのではなく水源である野反池にダムを建設して大量の水を貯えておき、水不足の際に放流して下流の水力発電所の補給とすることで年間発生電力量の増大を見込んで作ったものだそうです。(現在は東京電力)
ダムが完成する以前はいわゆる湿原であって、その中に池が点在していて、野反池(のぞりいけ)と呼ばれていました。
これが当時のお写真。
この野反湖(野反ダム)、実は群馬県にありますが、そこからの水は新潟県(県境は長野県)へ流れています。
平家の落人の里と言われる、秘境「秋山郷」へと流れて、雪国新潟でも超豪雪地帯といわれる津南町で信濃川と合流します。
少し小腹が減ったので…うどんなんぞを頼みました。
くりまんじゅうは「肉うどん」
そして、ぶ~こはマイタケうどんです。
「マイタケはてんぷらだと思っていなのにな~」と少し不満そうでが、どうしてどうしてペロリといっちゃいました。
店内にあった「六合ハム」の暖簾。
ふーむ、「奥草津高原」っていうんですね。初めて見ました、聞きました。(^^;
「ごちそうさま!」と売店を出ると雨は小ぶりで、霧もほんの少しだけ晴れた感じです。
なので…その辺りを適当にパシャパシャ!
ぶ~こは「寒くって外に出ているのはヤッ!」と言って車の中でチャップと一緒に寝てました。(まあ、たいした時間じゃないけれど…)
シャッターを切る度に「うーん、晴れてたらよかったのになぁ…」とかつい愚痴が出ますが、仕方ありません。
まあ、山の天気はこんなものです。
霞みの中にレンゲツツジが見え隠れしています。
けれど、ニッコウキスゲはまだ少し先ですね。
「まあ、せっかくここまで来たんだからダムの方に行ってみるか。まあ、何も見えんだろうけど…^^;」と車に乗り込み、野反ダムへ向かいました。
続く・・・
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