2009-01-26

宇宙の始まる前のお話

 高校時代の同級生の講演会があるというので、聞きに行ってきました。(1/24)

 学生の頃から宇宙物理学を専門にやっていて、現在、東大のビッグバン宇宙国際研究所(正確に言うと「東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター」という大変長いお名前の機関^^;)とかいうところにいる男。

 ごく簡単に言っちゃえば「東大の教授」さんです。(笑)

 まあ、しかし、高校時代から非常に優秀なやつでした。
 どのくらい優秀かというと「ありえない」くらい「笑っちゃう」しかないくらいに…(笑)
 もっと言えば、くりまんじゅうが唯一「こいつにゃ勝てん!」と自ら負けを認めたくらいに。(大嘘!比較以前の問題。問題外というやつ)

 まあ、そんなことはともかくとして・・・

 講演会場はくりまんじゅうの家から歩いて五分の場所にある母校の「礼拝堂」。その昔、大枚寄付させられた立派な施設。(^^;初めて足を踏み入れました。

 このスクリーンの向こう側にウィーンかどっかで作らせたとか言う「パイプオルガン」がある。(ちょっと見えてる・・・)

 さて、講演は12時からと午後2時からの2回。くりまんじゅうは午後2時の方へ行ってきました。

 講演内容は「ビッグバン・宇宙の始まる前」とかいうタイトル。(^^;

 まあ、そうでしょう。それが専門なのだから…

 話は宇宙についての考え方を、過去から時系列的に説明してくれるもの。

 中高生も対象なので、かなりレベルを落としてくれた内容なのでしょうが、ついていけたのはニュートン辺りの「古典物理学」まで。これでも結構、頑張っていたのだけれど…
 アインシュタインが出始めてから理解度はかなり怪しくなり、そして、後半の「現代の宇宙物理学には量子力学は避けて通れない」というお話になるともはやちんぷんかんぷんでした。(笑)

 「ゆるぎ」という概念がさっぱり分からん。
 「インフレーションの素」っていったい、なんなんねん。(笑)

 色々とお話してくれましたが、結果、今、記憶に残っていることは、私たちのいる宇宙は「137億年前」に出来たということと地球を今の質量のまま「7mm」のサイズの球体へと圧縮すればブラックホール化するということくらい…かな・・・(^^;

 実際、現代の宇宙物理学の世界ってのは、完全に一般人の既成概念の外で暗躍してます。(笑)

 まあ、しかし宇宙物理学者などという人種は、ある面、宗教家とか夢想家のような人種なのかもしれない。見えない、存在しない世界をひたすら想像、妄想することからスタートする。
 そして、その実証や研究はミクロの量子論の世界に求め、それを最終的に証明する手段は「数学」のみ。って感じなのかもしれないな…

 見えるものは相手にしてない。想像力と計算式。


 ついでではあるけれど、上の画像の右端の写真、学生に受けを狙って「福山」をもってきたのだろうが、受けなかった。しかも、まったく!(笑)
 東大生は笑ってくれるかもしれないが、群馬の高校生はきびしいぞ>Y山!
 まあ、そういうセンスは昔からないことは知ってるけど。その辺は唯一勝ってる!>おれ(^^;

 講演後は質疑応答、質問タイムになった。
 まずは、多分、学校の物理の先生らしき人が専門的な質問を次々としていた。
 内容が専門的過ぎてこれもついていけない。(^^;


 「他になにかございますか。専門的なご質問でなくてもけっこうです」
 司会者の方がそういったので、迷わず挙手。
 専門的な質問じゃなくていいのなら、大丈夫です。

 手を上げた人物が分かったのだろう、物理学者、一瞬、苦笑いをした。
 「同級生のくりまんじゅうです。Y山くん、ご無沙汰しております…」
 まあ質問内容は、今、考えてもアカデミックなその場に相応しくないものでしたので省略。(笑)でも、簡単に書いてしまえば、「あんた、いつもそんなこと考えてんの?」ってこと。(^^; もっと具体的に言っちゃえば「「ねぇ、話きいてんの?」ってかみさんに怒られることとかない?」かってこと。(笑)

 「ある」って笑ってましたけど…


 仕事って言うよりも、それを考えるっていること自体が楽しいんだろうなぁ・・・って思ったから。例えば、ある面、ミュージシャンや芸術家のような職種のように・・・
 勿論、日々、学生に教えたり指導することや、学内での細々としたこと、また新しい理論を生み出す苦しさってのもあるのでしょうが、でも、やっぱり、「誰も知らないこの世の創世」を、楽しいから考えているのじゃないかと思ったので、どのくらい考えてるのか素朴な疑問を持ちました。

 実際に絵を描いたり音楽弾いてるのじゃないので、周りから見ても分かり難いし・・・

 それから「宇宙人は絶対にいる」とも言ってました。
 「宇宙の平均性から言って、地球だけが唯一の例外などということはありえない」そうです。ただ、太陽系外の地球サイズの惑星を探したり調べることは現在の技術では不可能であり、それを実証することは残念だけど出来ないそうです。(でも研究はここ10年くらいで急速に進んでるそうです)

 最後に「宇宙の始まりや宇宙の果てが分かればノーベル賞はとれますか?」という在校生からのご質問に「とれます」と静かにこたえてました。

 その静けさが、妙に「自信のようなもの」に見えて…

 ひょっとしたら、こいつが、ノーベル賞に一番近いくりまんじゅうの友人かもしれないと思った次第です。(って、他にはかすりそうなやつすらいないけど…まあ、狭心症やら脳軟化症はぞくぞくですが…^^;)

 でも、勉強にはなりました。
 ノーベル賞目指して、ご研究頑張ってください。(^^)v

7 件のコメント:

  1. 「宇宙人は居ます」
    と言う事に関して、自分も絶対に居ると思っています。
    ただ、宇宙人に会えるか?と言う問いに関しては、「無理でしょう」と言い切っても良いと思っています。
    地球が誕生して50億年。ビックバンから137億年ですか。
    人類の歴史を1年とした場合という話はご存じと思いますが、数分にも満たない人類の歴史です。
    さて、あと何千年人類の歴史が有るのか?ですが、何十億年の間の何千年が重なる確率。
    果てしなく広い宇宙の中で、恒星間移動まで文明が進化した生命体同士が遭遇する確率。
    考えたらそれはあり得ない確率なのでしょう。
    宇宙人は居ます。でも会うことは無いでしょうね。
    それも、宇宙のロマンだったりします。

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  2. 新島学園。。。コレだな (^^;
    お金持ちの学校だ。いや、高校の礼拝堂にしてはものすごい礼拝堂だと思って、ちょいとグーグル。

    友達に東大卒はいない。。。友達でなくても身のまわりにいない。
    宇宙の話はカール・セーガンのだったら聞く気にもなるが、その他な学者の話は聞いても判らないだろう。

    何度考えても、どんなふうに考えても、銀河系の広さがイメージ出来ない。
    太陽系くらいだったらなんとか。。。

    ソノ、銀河系クラスが何個もあるのが宇宙。もう考える気が失せる。。。

    地球上の海岸の砂粒の数よりも遙かに星の数の方が多い。。。

    知るか! とか思う。ワタクシはアフォなのだろうか。。。 (鬱

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  3. >はりーさん
    私も宇宙人はいると思っています。
    いようがいまいが別にどうでもいい…というのが正直な気持ちなんですが、もし、いる派といない派に分けるなら、「いる派」。
    しかも、そういうことになれば、「絶対にいる派」に鎮座する。強制退去させられようとしても徹底的にそちらに居座る。(笑)
    宇宙ってスケールで考えれば、所詮、人間の分かってることなんて、「兆」ではなくて「京」とか「垓」とかその上の「秭」分の一程度でしょう。ジャンボ宝くじの当選確率だって1000万分の1程度なのに…(^^;
    まあ、分からないことだから「いる」も「いない」も共に同じ確率なのかもしれないけれど、人間がここにいるということは事実だから、だったら圧倒的に「いる」になるという素人の理屈。(笑)
    「いない」なんていう人は「この世に自分より感受性豊かな人間はいない」と言っているように感じちゃう。「感受性豊か」ってのが比較しにくいけど…まあ、いるでしょう…と思う。世界は、宇宙は広いから…(笑)

    ちなみにあと「1000億年」経つと宇宙の膨張により、地球から、すべての恒星が見えなく(光が届かなく)なるそうです。(計算上)
    「なので、1000億年後の天文学者は失業します!」
    まだ137億年なのに、あと1000億年先を考えてどうする。
    まあ、ジョークのつもりで言ってたのでしょうが、まったく笑えませんでした。(笑)

    >Toki さん

    最初に言っておきます。

    >新島学園。。。コレだな (^^;

    こういう固有名詞は出しちゃダメです。せめて、伏字にしてください。(笑)
    BloggerはGoogleのブログなので、リアルタイムに登録されます。
    なので、学校関係者がググッてヒットして…
    結果、くりまんじゅうがこの地域で活動しにくくなるから。(^^;

    カメラぶら下げて学校の前の道とか歩いているとくすくす笑いながら「きっと、あの人がくりまんじゅうだよ」と女子高生に笑われたらどうするのですか!(笑)

    まあ、いいです。今どきの高校生はそんな暇じゃあないでしょうから…

    同志社大学創立者の「新島襄」が安中の出身なので…まあ、そのご関係のガッコ。
    くりまんじゅうが通ってた頃は礼拝堂「おんぼろ」でした。(^^;

    現代の最先端の天文学や物理学の話は一般人はまったく無理です。わかりたくても分かりません。すべて常識の他にあるから…説明されれば説明されるほど、理解しにくい。
    もはや宗教的なお話に近い。神がいるかどうかというようなお話。それを数式で武装するから余計に無理。ついでに使われる数字の単位が実感として分からない。基準が出来ないからさっぱりわからない。(^^;

    そもそも元の宇宙というのは「基準」や「時間」がない世界なのだそうです。
    あっ、この場合の宇宙というのは「今、我々のいる宇宙」ではなく、その個々の宇宙を作り出す「宇宙」の元。(笑)
    色々な宇宙が作られてるそうです。けして交わることのない関わることのない宇宙が色々と作られているそうです。今も作られているかというと、時間というものがない世界なので…わからない。そんなことを言ってました。

    単位や時間という基準を基本にものを考えのは人の常ですが、やつらは、どうも、それをとっぱらってものを考えイメージしているみたいです。
    なので、本当にわかりません。(^^;

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  4. あ!固有名詞の件。すいません。もうしません。

    実は、どうしようか?と少し考えたのですが、
    まあコレだけ御近所の写真を貼っているし、情報で溢れていますから、
    ソノ気になればピンポイント爆撃の出来る精度で、
    くりまんじゅう家を特定できますから、まあいかな。。。と。

    新島襄は判りましたよ。同志社なら名前書いたら合格できるとかですか?

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  5. この時間・・・普段は「じゃあ、寝るね!」と言って寝室へ行く時間なのですが、今日はなぜかブログを開いてしまいました。(結構、眠たいけど・・・)

    ガッコとかの固有名詞は危険です。
    在校生、卒業生、その関係者・・・たくさんいるから・・・(^^;
    安中のどんな写真のせようが、写真じゃ検索しようがないがないけど、学校はやばいです。(笑)
    裏サイトとかで、過敏になってる人もいるし・・・
    一番、困るのは「2ch」とかの「群馬県安中市を語るスレ」とか、「N島学園を語るスレ」とかで、アドレス書かれたら・・・とっても面倒です。(^^;
    いるんだ、こういう馬鹿やつら!(^^;

    単に興味を持った人が個人的に深く探るにはな~にも問題ないのだけれど・・・
    もし、それをたどってくれば、サインだってしちゃう。(笑)(練習しとかなくっちゃ!)

    >同志社なら名前書いたら合格できるとかですか?

    今はどうか知りませんが、くりまんじゅうの時代はとりあえず、3年間の総合成績が学内の50番以内にいないとダメでした。
    付属校ではないので、推薦枠は学部学科一名。
    同志社、同女、同短・・・で、どのくらいだったのだろう。50名くらいでしょうか・・・
    まあ、成績上位のやつらは、国立や早慶とか別の大学へ行くから抜けちゃうんですけど・・・(^^;

    でも、今、現状がどうなのかはまるで知りません。(^^;
    はい。

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  6. ああ、くれぐれもすみません。
    おっしゃる意味が、全く判らない。
    暫く謹慎しておく事にしました。
    ありがとうね。

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  7. ちょっと、アルコールが入った状態で書いたので、ほんと、分かりにくい文章ですね。すみません。

    思考のプロセスは色々あるけれど、結論を言ってしまえば、固有名詞うんぬんなど、まあ、実際、どうでもいいことです。(苦笑)
    もともと理をもとにした話じゃまったくないです。
    ただ、じゃれあってみたかったという風にご理解頂ければ幸いでございます。
    なので、ご謹慎は不許可です。(笑)

    今後ともなにとぞご贔屓によろしくお願いいたしますね。m(_ _)m>tokiさん

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