チャップとチビの大冒険２

　（チャップとチビの大冒険）からの続きです。

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　「洞窟の中、真っ暗だったね」
　「うん、何にも見えなかった（笑）」

　洞窟から出てきたチャップとチビ。

　少し疲れたチビがチャップに甘えてる。

　「大丈夫かな…」と庭先でふたりを心配してるシロ。

　頂上に上って「チビ、こっちに来てみなよぅ…」 とチャップが誘った。

　「ほら、ここもすごいだろ」
　「うん…」

　「また冒険に行こうね。チャップ」
　「うん…」
　「冒険は楽しいね･･･」
　「うん！」

　安中の景色に見とれるチャップたちであった。（笑）

　＜番外編＞

　その帰り…

　「ねぇ、チャップ。ここを下りるの…」

　チビが少し心配そうな声を出す。
　それが分かってか「ちょっと待ってて…」とチャップが足を踏み出していった。

　階段を途中まで下りて確認するチャップ。

　「段差が高くて、チビにはちょっと無理かなぁ…どうしよう…」
　辺りを見回しながら、考えるチャップ。

　「あっ、そうだ。いいこと思いついちゃった！」

　「ねぇ、チビ、見てて。こうやって下りるんだよ。滑り台さ！」
　「レッツゴー！」
　颯爽と滑り降りていくチャップ。

　けれど、「大丈夫かな…」と下を見下ろすチビだった。
　「気持ちいいよ。早く下りてきなよう！」
　階段下からチャップの声が聞こえてきた。

　「じゃあ行くね！」
　チャップが勇気を出して滑り出す。

　「ぎょえ～」

　階段下で待つチャップ！

　「ちゃんと滑れたじゃんか！」
　チャップの言葉に「は～、怖かった！」とつぶやくチビでした。

　（おしまい）