2010-01-03

崇台山No2

 (崇台山No1からの続きです…)

 山頂を後にして、安中とは反対側の富岡側へと下りました。

 下る前…

 「下りた後、どうするの?」(ぶ)
 「勿論、また登って来るんだよ!」(く)
 「えぇ…(ノ´▽`)ノオオオオッ」(ぶ)

 んな、会話もありましたが、こればかりは仕方ありません。(笑)
 下れば上る・・・道理です。


 いや、本当は富岡側の登山口でもある「長学寺」まで行き、そこでUターンして帰ってくるはずだったのですが、どんなに歩いてもいつまで経ってもお寺さんらしきものが見えてこず…ありゃ、ありゃ、ありゃ?
 はい、実は途中、道を一本間違えていました。(汗)



 ということで、どのくらい下ったのかはっきりしたことは分かりませんが、気が付くと下高尾(@富岡市)の部落まで下山してしまいました。
 (GoogleMapで確認すると直線距離で約1.5キロくらいですので、道なりで2キロ弱ってところでしょうか)

 県道に出る直前、左手に見えた最近の住宅の中にひときわ目立つ「藁葺き屋根」のお家。

 「へぇ、まだ残ってるんだ!」と思って近づいていくと…

 げっ、住んでました。w(゚o゚)w オオー!

 家の前の小さな畑でおじいちゃんとおばあちゃんが仲良く畑仕事してまして、「懐かしいお宅ですね」と声を掛けさせて頂くと「中見てもいいよ(笑)」というので、では、厚かましくも遠慮なく。(汗)

 「おじゃましま~す!」と玄関を潜るとすぐ囲炉裏がありました。
 すっごく手入れがいいのか、家の中、磨きこまれて、あちらこちらがピッカピカです。

 お話を伺うと実はこのお家、おじいちゃんの「道楽」なのだそうです。(笑)
 ちゃんとしたご自宅は道を挟んだ向かいに豪邸が…
 100年前の暮らしがしたくて20年ほど前にここへ移築して、以来、手入れをしながら住んでいるのだそうです。(なのでしかりと浄化槽も完備。(笑))


 しかし、花咲く春とか紅葉の秋はいい味わいを見せてくれるでしょうね。
 そんな季節にも見てみたいです。

 お礼を述べて県道(板鼻-富岡線)へと向かいました。
 県道を西に進み、長学寺へと続く道を目指します。

 車では年中通っている道ですが、なんかとっても新鮮です。初めて歩く道。車内から見る景色と歩いて見える景色がこんなに違うとは思いませんでした。

 しばし歩いてようやく長学寺へ…

 あっ、もちろん、レンズは「AiAF Nikkor 50mmF1.8D」です。
 なので、お地蔵さんの斜め下半分にフレアが発生しています。(笑)
 こういう現象が度々発生するわけです。^^;

 で、長学寺…
 なかなか立派なお寺さんですが、実はこのお寺さんは加賀前田家の霊廟があります。
 ちょいと由緒をご紹介すると、前田利家の五男、利孝が大阪夏の陣の功績により七日市(富岡市)に立藩し、以来明治まで250年間、前田藩の支配地になるとともに、藩主の菩提寺となって厚い保護を受けたそうです。

 この梵鐘は室町期のもの。
 県指定の重要文化財にも指定されているそうです。
 よく太平洋戦争を免れたものです。


 札書きの説明を読みながら、ふーむ、ふーむと言いながら、しばし、境内をうろついてました。地元なのに知らないことばかりです。(^^;

 これは「長学寺の大銀杏」
 でかい木です。でもでかすぎて85mmではまったく全景入りません。
 しかし、まぁ、その為にレンズを交換するほどのこともないので…^^;
 んな方いらっしゃるとは思いませんが、イチョウフェチな方はこれを読んで下さい。(汗)

 さぁ~てと、そろそろまた山登りを始めるぞ!

 ということで、続きます。^^;

 < Nikon D700 + AiAF Nikkor 85mmF1.8D >

4 件のコメント:

  1. いい茅葺きのうちをみつけましたね〜。
    「オッ、ピカピカだ、なんと手入れのいいお宅だ」つづきを見れば、道楽だとか、そりゃあそうだわ道楽となれば。
    しかし良いですね、年を重ねてきたせいか、こんな生活をしてみたくなりますね、しかしいざやってみれば不便だらけでしょう。これは不便を楽しまなくてはいけない生活だそうです。
    あこがれます。

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  2. kenさん、こんにちわ。おめでとうございます。

    山を下りて来て、民家がちらほらと現れ始めると、ふと左手にこのお宅が見えました。
    「へぇ、まだ残ってるんだ!ちょっと見て来よう!」とぶ~こと話しながら・・・足を進ませると・・・

    げっ、駐車場に車が置いてある。(驚)
    しかも、家の前の(猫の額ほどの^^;)畑で70代後半とお見受けするじいちゃんばあちゃんが畑仕事しているので、「うわっ、住んでるんだ!」って思い、お声掛けしてみました。

    20年位前まではこの辺りでもちらほらと見かけた藁葺きであったり茅葺であったりの古民家ですが、それでももう当時、既に皆朽ち果てたものばかりでしたので、まさか、今でも住める状態というのは驚きました。

    「道楽」と言っていたのはばあちゃんの方。(笑)
    ついでに「人様にみてもらいたくて仕方がないのよ!」とも・・・(笑)
    道楽移築なので、はっきりしたことは分からないそうですが^^;、明治の前半くらいの建物だろうとそのご主人はおっしゃってました。

    実はくりまんじゅうの家の和室も既に築100年近く。
    コンセント類は一切なくて、もの凄く不便です。(笑)
    でも、一ヶ月にいっぺん位、2,3時間過ごすのには、まあいいです。(爆)

    諏訪辺りにはまだ立派な古民家残っているのではないでしょうか?
    是非、道楽でお一ついかがですか?(笑)>kenさん

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  3. 私もこの古民家に一票!
    いいですねぇ。
    普通の人には真似が出来ませんが、道楽はこうでなくてはと思います。

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  4. hiroさん、清き一票をありがとうございます。(笑)

    詳しいことは分かりませんが、これを維持していくというのは、まあ、確かにカメラとか桁が違うような道楽でしょうね。^^;
    多分、家の中には骨董屋で求めたような古いものも、ざっくざっくでしょうし…

    でも古いものだけが持つ味わいがあっていいです。
    また、訪ねてみようと思います。

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