2007-12-09

賞味期限

 食料品の偽装問題が世間で騒がれてますが、 皆さんは賞味期限って気にしますか?
 まあ、気にしますよね。普通。それが常識ってもんです。

 けれど、くりまんじゅうは、普段の生活で「賞味期限」って殆ど意識していません。実に困ったものです。格好良く言えば、食べられるか食べられないかは、まさに己の舌と鼻を信じる。悪く言えば、ずぼらで貧乏性で、「食べれるならいいじゃないか!もったいないじゃないか」なのかもしれません。

 ですから、当然、たまに手痛い目にも合います。
 例えば、牛乳
 冷蔵庫に入っていた封が開いていたリットル紙パックの牛乳を、そのまま、ぐいっとラッパ飲みしようとしたら、不思議な物体が「カポッ」って唇に当たったこともあります。
「ん!!?」
 予想の微塵すらしていない事態に当然、眼は白黒です。(゚o゚)ゲッ!!
 はい、牛乳は既に固めのヨーグルト状の物体になってました。(笑)
 実際、「カポッ」って来た時の感覚といったら、それはもう全身が固まりましたよ。

 ぶ~こはどちらかというと、その辺は神経質なのでくりまんじゅうの家ではそういうことはまずありません。同じ敷地に住んでいるくりまんじゅうの両親の家の冷蔵庫で、です。

(って・・・写真撮ったら、こいつも既に消費期限、先月で切れてるじゃん・・・)

 また、ご飯を岩海苔で食べていたら、どうも酸味が強すぎる。ふと見たら、2年前に賞味期限が切れていたなんてこともしょっちゅうです。

 実際、二つあるかなり大きな冷蔵庫は、なかなかのミステリーです。ついこの間まで、その冷凍庫には「昭和」すら眠っていたのですから・・・

 そう言えば、20数年ぶりに立ち入ったお店の二階に眠っていた缶詰には、さすがのくりまんじゅうも、ちとビビリました。それはパンパンに膨れた鯖缶でした。オイルショック(1974頃)の時に買い溜めたものです。いくら、賞味期限を気にしないくりまんじゅうでも、さすがにこれは「アンタッチャブル」です。チャレンジャーにもほどがあります。(笑)

 実際、子供の頃から、「これ、こんな糸引いてるよ」とか言っても、実際、食べてしまって「ゲボッ!」って戻してしまっても、「あぁ、ダメなら、食べなくてもいいから・・・」の母親の一言でくりまんじゅうは生きてきました。
 それがいいことなのか、悪いことなのか、その判断はしかねます。けれど、そうであってもお腹一つ壊したことのない身体に生んで育ててくれたのだから、そのことには、感謝しています。

 けど、実際、人間の身体って結構丈夫なんですよね。
 実際、食べられる倍も3倍も短い賞味期限・・・賞味期限ってなんだか制限速度のようにも感じます。

 偽装は悪いに決まってます。また、決められたルールを守れないことは社会の秩序が守れないことに通じます。けれど、裏返して、清濁をまったく併せ飲めない、余裕のまるでない今の世の中・・・ってのも・・・如何なものかと思います。


(勿論、消費期限の切れた牛乳はお奨めできません!)

2 件のコメント:

  1. 己の鼻と舌が一番ですよね!
    今の子供たちは『賞味期限』という日付だけを気にして、その物自体の観察や、味は確認せず、つまり自分の鼻や舌には頼っていないようです。
    そして、一日でも期限が過ぎたらもうゴミ箱へポイです。

    話は違いますが、子供たちは給食でも食べ物が手に付いただけで、『キタナ~イ!』と。食べ物なんだからキタナイと言う表現は間違いのような気がします。

    大人も含めて、もっと食べ物を大事にしたいですね。

    ちなみにやきまんじゅうの実家も賞味期限切れの食品が眠っており、子供の頃は夜中に
    トイレに駆け込む事が多々ありました(涙)
    くりまんじゅうさんのように、お腹は強くならなかったけど、賞味期限に惑わされない舌と鼻には成長したかも~・・・

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  2. 大同感です。手についたり、こぼしたりした食べ物を「汚い」というのは、絶対におかしい!とくりまんじゅうも常々口にしています。
    「汚い」じゃなく「もったいない」って自然に言える人間になりたいものです。

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