2007-12-11

モスの匠バーガー

 モスバーガーで高級バーガー「匠(たくみ)」チーズを食べてきました。

 随分と前から存在は聞いていましたが、「匠」は「緑モス」限定であり、近所には「赤モス」しかなかったので、口にするのは今回が初めてです。

(モスバーガーは、現在、全国の「モスバーガー(呼称:赤モス)」をファストカジュアル業態の「モスバーガー(呼称:緑モス)」へ転換を進めており、「緑モス」とは、店頭の看板を緑色にすることからの呼称だそうです)
 
 お値段は610円(税込)でした。ハンバーガー1個の値段としてはやはり高いと言わざるを得ません。けれど、「大好きなモス」がそれだけの料金をとるのだからと逆に期待は膨らみます。
 もう一つ普通のモスバーガー、さらにオニポテ・サラダも一緒に頼み、待つことおよそ5分で「匠」以外はやってきました。けれど、「匠」はさらにもう5分です。時間がかかることも「匠」の証なのでしょう。(けれど、その間に他のものを食べきっちゃって満腹になってしまうがな…)

 そして、普通のモスバーガーの最後の一口を食べようとした時、ようやく座席に届けられたのがこれです。

 (写真消失の為、モスのHPより借用です)

 見た目は意外にしょぼいです。思わず拍子抜けするほどです。トマトレタスなどの野菜がないせいでゴージャスさの微塵もありません。けれど、それもきっと「肉の味」で直球勝負する為の潔さと首を縦に振りました。

 でも…これ、どうやって食べるの?

 写真にはありませんが、フォークとナイフとスプーンが一緒についてきます。と言うことは、ガブリとかぶりつくのではなく、切り切りしながらたべるのでしょうか… ついでに、付属のソースはどうに掛けるのか、つけるのか?(ちなみに「醤油」ソースと書いてありましたが、指先でペロって舐めると薄い「焼肉のタレ」のような味でした)
 
 う~ん、分からない。そもそも、フォークとナイフ(とスプーン)でハンバーガーなど食べたことないです。ということで、とりあえず、フォークで押えて、ナイフで真っ二つにしてみました。

 パンは表面が少しカリカリとしてますが、中は柔らかいです。
 
 「おぉ、おぉ」
 
 初めて出る驚嘆の声。その溢れ出る大量の肉汁は見るものを圧倒します。肉の厚さが眼に沁みます。

 (写真紛失の為、くりまんじゅうの素晴らしい絵心をまた披露しなければなりません(笑))

 上のパン(バンズ)を持ち上げ、ソースを掛けてみます。
 そして、いったいどんな世界がそこに待っているのかと、左手で頬を押えながら、右手で掴んで遂に口の中へ…
 
 「・・・・・・」
 
 左手はすぐに頬から離しました。ひょっとして、ほっぺたが落ちてしまうのではないかと心配していたのです。しかし、そんな心配は無用でした。

 正直な感想を一言で言えば、なんとまあ、実に「お上品」なお味です。「お肉」の「お味」が立派に致します。いい肉で作ったハンバーグをいいパンに挟んで食べているんだと言うことは凄く分かります。
 味は人それぞれに好みもありますので、「美味い」「不味い」は言いません。というより、「不味い」はずなどあろうわけがありません。
 
 けれど、イメージしていたものと方向性が違うのです。モスバーガー、テリヤキバーガーをはじめとする「一度、食べたらこの味忘れられないぜ!」エネルギーがまるでないのです。高級ホテルのブレックファーストに頼むと出てくるようなお味というのが、くりまんじゅう的には一番近い感じがします。でも、肩透かし、身体の中で盛り上がったこの気持ちをいったいどうしてくれるんだ!とも思いました。

 対面にいるぶ~こに半分食べて貰いましたが、一瞬、少し眉間にシワを寄せて後は「寸評」なしでした。 。(・。・;)

 正直、もう二度とくりまんじゅうは頼むことはないと思います。仮に値段が同じでも「普通のモスバーガー」を選ぶと思います。 (だから、写真も撮り直すことが出来ないのです)
 
 モスの「匠」が好きな方はごめんなさい。くりまんじゅうが味オンチなだけですから・・・
 
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 もし、くりまんじゅうがモスバーガーの商品開発部にいたら、この肉汁たっぷりのハンバーグを使って「ライスバーガー」を作りたいです。米は厳選した特級の「ササニシキ」を別皿にして…(からりと表面を焦がした焼き飯バンズにしてもいいと思います)

 勿論、フォークとナイフの代わりに「」を付けます。テリヤキ和風ダレを漬け皿に入れます。『匠メガライスバーガー』だとご飯が大盛りになるのです。それなら610円も高くないと思います。
 って、単なるハンバーグライスじゃん!
ちなみに「Merry X’mos」、こんな駄洒落は好きです。
 

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