『美味しんぼ』(雁屋哲原作、花咲アキラ作画)もついに『100巻』ですね。
昨日、コンビニで見かけて買ってきました。
近年のグルメマンガの草分けであり、グルメブームの火付け役と言ってもいいマンガでしょう。連載開始が1983年ですので、約24年間で達成したことになります。
原作の雁屋哲氏は、東京大学卒業後、電通に入社、現在はオーストラリア在住とのことですが、非常に緻密な取材、考察に裏打ちされた作品が多く、実際の食の世界に与えた影響も少なくないと思います。
作品は単にグルメマンガの枠を超えて、日本の伝統文化・芸能にも非常に詳しく、それらに対する作者の造詣が深いことも分かります。
ただ、時折、彼の思想や主張が、主題の料理の裏側で、マンガの中に色濃く匂うこともあり、それが鼻につくこともありますが、連載は「少年誌」ではなく「青年誌」なので、くりまんじゅう的には許容ラインの遥か内側です。
マンガとは別に、雁屋哲氏の書く軽快かつ巧妙で歯切れのいい文章(エッセイ)も非常に面白いです。
それにしても、コミックスの販売部数は1億部を遥かに越える数だそうですから、印税だけでも途方もないです。(下衆な勘繰り)
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ちなみに、100巻以上のマンガは、これで4作品目だそうです。
(2007.11現在)
1:こちら葛飾区亀有公園前派出所 (秋本治) 157巻
2:ゴルゴ13 (さいとう・プロダクション) 135巻
3:弐十手物語 (小池 一夫) 103巻
そして、これらに続くのが、
クッキングパパ (うえやまとち) 94巻
ミナミの帝王 (原作:天王寺大 画:郷力也) 90巻
あぶさん (水島新司) 90巻
浮浪雲 (ジョージ秋山) 85巻
静かなるドン (新田たつお) 84巻
はじめの一歩 (森川ジョージ) 81巻
釣りバカ日誌 (原作:やまさき十三 画:北見けんいち) 71巻
というところでしょうか。
10タイトル中、7タイトルもくりまんじゅうはお気に入りです。(^~^;
継続は力なりとはいいますが、力がなくては「継続」出来ません。
人気がなければ、即、連載打ち切りのシビアな世界ですから、本当に大したものだと思います。
昔読んでいた漫画がまだ続いているとは驚きです。最もサザエさんなどは原作者が亡くなってもまだテレビでやっていますね。
返信削除読者も世代交代をしているのでしょうね。
美味しんぼ、浮浪雲、釣りバカ日誌などはよく読んでいました。
でも、歳のせいで最近は時代小説に凝っています。
くりまんじゅうさんと同級生の私ですが実は漫画の読み方が解らないんです。
返信削除読み方というのは次に下に行くのか左へいくのかが解らないのです。前に友達に言ったらバカにされたので
(そんなの考えずに感覚で解るものだ ような事を言われた)
久しぶりのカミングアウトですが、、、、もちろん小さい頃からマガジンもジャンプも読んだこともありませんし、、、、、テレビのアニメはかぶりつきで見てましたけど、自分の周りに漫画を読む人がいなかったんですね。
唯一全巻もっているのは、「1,2の3四郎」ですが、これは高校生の時に友達に面白いよと言われたのを思い出して30代になってから「大人買い」しました。これは断片的に面白いと思います。
でも次に何か読もうとまでは至りません。
家の妻は漫画大好きです。漫画を読んでいる時の集中力は凄いです。気合いが入ると一気に夜通しで読んでしまいます。それも何度も読んでいる漫画を、、、、
漫画は奥深い面白さがあるのは妻をみてて理解はできるのですが、読み方を論理的に説明できる人いませんか?
前後左右、(コマを)どうに読んでいいのか分からない…って…
返信削除そう言えば、その昔、K上K二クンも同じことを言ってました。(笑)
くりまんじゅうなどはごく当たり前のように読んでいますが、言われてみると確かにそうですね。試しにマンガを開いて、コマの読む順番を考えてみたら、前に戻ることはないですが、左へ行ったり、下へ行ったり、右へ戻ったりと結構忙しいです。
論理的に説明出来るかどうかはわかりませんが、
1)大前提として、上から下、右から左が基本です。
2)右から左、そして右下へ移ります。
3)但し、左側のコマが右のコマより縦に大きい場合はその下を読んでから、左へ移ります。
基本的にはこれで90%以上OKです。(笑)しかし、やっぱり、説明するものじゃないです!
こんど添削をして差し上げますので、マンガに矢印(↑↓→←)を書き込んでみて下さい。(笑)
ps.そう言えば、そんなK上K二クンも「うる星やつら」だけは「好きだ!」と言って読んでたけど、最初「うるぼしやつら」って言っていたので、一体、なんのマンガだかまったく分かりませんでした。