2007-10-09

何気に・・・

最近、気になる言葉の一つに「何気に・・・」があります。
「何気にそう思う」とか「何気に良くない?」とかいう若い子たちが使う「何気に」です。
「何気なく」の若者語副詞用法なのだそうですが、くりまんじゅうは抵抗感が強いです。

そもそも「何気」とは何でしょうか?
『何気なく』は「何の気(考え)もなく」だと思います。
だとすると、否定を現す「無く」を外した『何気に』は「何かの考えがあって」になってしまうのではないでしょうか。

何気なく言った言葉で人を傷つけてしまった。
何気に言った言葉で人を傷つけてしまった。

そう考えると、同じ意味にはなりません。下の用法は実に悪質です。

時代と共に言葉が変ることは致し方ありません。けれど、百八十度違うのは困りものです。
実際、若者語を安易に認めてしまう大人が多すぎます。
明治生まれのくりまんじゅうは、「何気に!」認めたくありません。
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(嘘つきは泥棒の始まりです)

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