くりまんじゅうが住んでいる町は、一昔前まで「碓氷郡(うすいぐん)」という地名でした。隣町もこの間まで碓氷郡でしたが、平成の大合併で安中市と一緒になり、これで碓氷という地名はなくなってしまいました。このことはくりまんじゅうも悲しく思います
さて、くりまんじゅうは「碓氷」という言葉に思い出があります。
もうずいぶん前のことですが、ある知人に頼まれて選挙の演説会の案内をワープロで作ったことがありました。くりまんじゅうはそこで大きな間違いを犯してしまったのです。
演説会の会場は「碓氷安中農協会館」だったのですが、くりまんじゅうの打った文書は何故か「碓水安中農協会館」となっていたのです。(注:「氷」ではなく「水」です)
Windowsが世に出る遥か昔です。今のようにIME(漢字変換ソフト)が優れていない時分、単漢字変換からようやく一部の漢字のみが、熟語変換出来るようになった頃だったと思います。
間違いが発覚したのは原稿を手渡して、数千枚コピーし終えた後だったそうです。(その現場にはくりまんじゅうはいませんでした)結局、数人でボールペンで「‘」を加えていったそうなのですが、その話を後で聞いた時、「すいませんでした」と謝ると共に「しかし、どうして『碓氷』と書いて『うすい』なのだろう」というのがくりまんじゅうの疑問になりました。
最初、くりまんじゅうの仮説は大胆と言うか、かなり奇抜なものでした。
「『うすい』は太古からある地名。そして昔は、字を読み書きできる人が少なかった。と、すれば・・・」
ピン!閃いた!
「そうだ、本来、本当は「碓水」が正しかったのかもしれない!しかし、ある日、ある時、ある高名なお坊さん(かどうかは分かりませんが)が『皆のもの、『うすい』と言う字はこう書くのじゃ』と墨で文字を書いた時に、偶然、ぽつんと一垂れして『水』が『氷』になってしまったのじゃなかろうか・・・」という、墨ぽとり説です。
無理があります。誰も相手にしてくれませんでした・・・凹
くりまんじゅうの「碓氷の謎」はそれからしばらく続きました。
実際、謎解きの糸口がつかめずにいたのは、くりまんじゅうの知性の低さと国語力が無さでした。本来ならば『碓氷』の『碓』という字を最初にしっかりと捉えておけばよかったのです。けれど、『うすい』の『すい』を追ってしまったので、『すい』=『水』となってしまい、そこから考えが離れなかった為に、『うす』+『すい』⇒『うすすい』⇒『うすい』という堂々巡りになってしまったのでした。
答えはあっけなく見つかりました。
偶然見ていたテレビの中で、ある人の言った「石碑」と言う言葉が、くりまんじゅうには一瞬「せきい」と聞こえたのです。
その瞬間でした。頭の中で白い光が弾けました。そして、思わず叫んでしまいました。
「こ、こいつだ!」
次の瞬間、長年の疑問は一瞬のうちに氷解しました。
「そうか、碓氷は正しくは「うすひ」だったんだ!そもそも氷は「ひ」と読むじゃないか。けれど、「うすひ」言い難い。だから、いつの間にか、「うすひ」ではなく「うすい」になったんだ!あぁ、なんでこんな簡単なことを気づかなかったんだぁ・・・おぉ、神よ!」
実際、本当のところは分かりません。そこで思考を止めました。
けれど、くりまんじゅうはこれに間違いないと思っています。
もし、真実を知ってる人がいたら教えてください。
大昔、この辺は氷が堆積していた寒い場所だったのでしょうね。
いや、つい近年までかもしれませんね。横川に天然のスケート場があったくらいですから・・・
もちろん真実は知りません。
返信削除が・・・碓氷は『うすひ』説・・・
まちがいない!!と早々納得しています。