ニュージーランド

このブログの最初の記事、「ブログなるもの始めてみました！」の最後にある「くりまんじゅう　IN　ニュージランド」の写真を見た方から、「ニュージーランド」ネタをリクエストしていただいたので、せっかくですので少し書いてみたいと思います。

　『テカポ湖』

　まず、最初の言っておきますが、くりまんじゅうの「海外旅行」経験は一度だけです。
　（佐渡や淡路島や四国や九州も『海外』とするなら話は別ですが…(^^;　)
　多くの人がそうであるように（って最近は違うでしょうが…）新婚旅行の時に「ニュージーランド、オーストラリア」へ行ったのが海外旅行初デビューです。（でも、ぶ～こはあちらこちらへ行ってます）

　「ヨーロッパは寒いからイヤ」（ぶ～こ）
　「ハワイとかロスは俗っぽくってイヤ」（くりまんじゅう）

　そんなやり取りがあっての「行き先は南半球」という少し情けない経緯です。

　出発前、JTBに頂いたパンフレットを見て、ぶ～こが叫びました。
　「見て、見て、ここ、すごっいキレイ！」
　それは、ニュージーランドの自然、ある湖を紹介する一枚の写真でした。
　けれど、それを面倒臭そうに見たくりまんじゅうは冷静に言ったのです。
　「ありえないよ！自然の色じゃないよ。そんなの」
　「でも、写真だよ」
　「写真なんて、いくらでも修正ができるもん！旅行会社の小ざかしさを感じるね」
　「そうかな～」
　「最高の季節、最高の天気、最高の時間帯が大前提、かつ高級カメラにプロの写真、アンド修正に決まってるよ。パンフレットなんてそんなものだよ」
　（ひねくれてます＞くりまんじゅう）
　「う～ん…」

　だから、期待の欠片すらありませんでした。というより、まったく忘れてました。

　ニュージーランドへ渡航して、４日目でした。くりまんじゅう達は実際にその写真の場所に行ったのです。
　くりまんじゅう達を乗せたバスが幾度もカーブを曲がりながら、山道を上がって行きます。
　既に長時間のバス旅にくりまんじゅうは軽い眠りについていました。タバコ吸いのくりまんじゅうは、その　「車内禁煙」にも少しイライラしてたかもしれません。

　「凄い！見て、見て！」

　突然、叫んだぶ～この声で眼をさましました。
　そこは、峠を登り切った所でした。

　そして、いきなり眼下に広がっていた景色は。。。

（クリックして大きな画面で見てください）

　『どっかーん！』

　まさに衝撃でした。ありえない光景が目の前に広がっていました。一瞬、天国を見たような気がしました。
　本当にあのパンフレットと同じなのです。いや、パンフレットなど比べようもないような景色でした。
　当時から、自然大好き人間だったくりまんじゅう。しかし、それは所詮「日本」という基準で測り考えていたのです。
　己の小ざかしい知識、ひねた先入観と偏見、惨めな想像力。それを一瞬に思い知らされ、正直、叩きのめされました。

　「疑ってすみませんでした。本当に申し訳ございませんでした」

　m(_ _)m

　懺悔の気持ちを込めて、くりまんじゅうはその神々しい湖に向かって深々と頭を下げていました。

　実際、あまりの衝撃に、実は湖の畔につくまでの記憶が飛んでます。
　そして、悲しいかな、写真ではその素晴らしさの万分の一もお伝えできません。

　その湖の名前は「テカポ湖」と言います。周囲を3000ｍ級の山並みに囲まれ、その東側に開けた高原地帯の中心に位置する湖幅30kmを超える大きな氷河湖です。
　その湖水はまさにミルキーブルー、まるで水彩絵の具の水色のような色ですが、太陽の光に照らされると、さらにキラキラと神秘的に光り輝きます。湖の周囲を取り囲む万年雪を頂くサザンアルプスの山並み美しさが、それを一層引き立てます。

　湖畔には、石造りの小さな「善き羊飼いの教会」が、ぽつんと建っています。

　窓がそのまま額縁のようにその見事な景色を美しい絵画にしています。

　湖畔には自然のルピナスがそこかしこに咲いてます。

　ここは、ニュージーランドの中で最も暗く、しかも空気が澄んでいて、素晴らしい満天の星空が眺められるそうです。

　世界は広い。凄いな！
　本当に驚きました。

　光り輝く乳白色のミルキーブルー。テカポ湖の信じられない湖色は、サザンアルプスの氷河が岩石を削り取り、それが溶けて作り出す色だそうです。
　けして、川上に「ツムラ順天堂」の工場があって、「バスクリン（クール）」を流してるわけではないのです。(^^;

　そこは、いつまでも、いつまでも、ずっと見ていたい光景でした。

　疑って、本当に申し訳ございませんでした。
　改めて、お詫びいたします＞テカポ湖様

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　「ニュージーランド＆オーストラリア」
　今後も、くりまんじゅうが感動した場所をスポット的にご紹介します。